1: テキサスイズザレーズンφ ★:2013/03/07(木) 11:54:15.92 ID:
昨年(12年)の大河ドラマ「平清盛」に主演した松山ケンイチが、初の書き下ろし単行本を出版した。その名は『敗者』。大役・平清盛として過ごした1年間を軸に、俳優・松山ケンイチの面と素顔の松山研一の面、両方のエピソードが日記形式で、たっぷり書かれている。
東日本大震災→大河ドラマ主演決定→結婚→大河撮影開始→第一子誕生→大河撮影の日々→第二子誕生……と、かなり読み応えのある出来事が続く。松山ケンイチは27歳にして、すごく濃密な体験をしていた。
この手の本は、往々にしてファンのためのものになりがちだが、この本はそうなっていない。本の中で、松山ケンイチがとってもあけすけで、しかもそれがとっても素朴なものだから、親しみが湧いてくるのだ。ガッツがあるのにガッツ押ししてない。適度な素朴さとふんわり具合が間口を広げている。
その最たる部分が、シモネタがけっこう多いところ。
売れてない時の所在なさを表現するのに、〈ちんこをいじっている時間が長くなった〉と書くところは、文学的ですらある。ほか、便意に耐えながらトイレを貸してくれるコンビニを探して道を歩き続けたというエピソードはハラハラものだ。また、旅番組で高校生へのアドバイスに「ゴムをつけなさい」と言ったらカットされていたという経験から、松山は性の大切さを説きはじめる。そこからドラマや映画が完成する過程でカットされる部分があることの是非へと、話題をつなげていく力技の構成も、微笑ましい。
まだまだある。〈今でもアダルトビデオで興奮するがセックスの勉強にならない〉という告白と主張。〈この人参リンゴジュースは朝飲むとビンビンになる〉という文章のあとに、〈ちんこの事ではない〉と加えるサービス精神。うんこネタはひとつで良さそうなものに、〈飲み過ぎてうんこ漏らすのだけは絶対嫌だ。〉なんてことをサラッと入れてくるところにも松山の人間性を見る思いだ。ストレスでお腹を壊しがちなこと、大河のクライマックスで風邪を引いてしまい、それが子供と妻に移り、また自分に返ってきてしまうという、実にほのぼの家族エピソードも楽しめる。
『敗者』松山ケンイチ
以下ソース:エキサイトレビュー
http://news.ameba.jp/20130307-307/
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昨年(12年)の大河ドラマ「平清盛」に主演した松山ケンイチが、初の書き下ろし単行本を出版した。その名は『敗者』。大役・平清盛として過ごした1年間を軸に、俳優・松山ケンイチの面と素顔の松山研一の面、両方のエピソードが日記形式で、たっぷり書かれている。
東日本大震災→大河ドラマ主演決定→結婚→大河撮影開始→第一子誕生→大河撮影の日々→第二子誕生……と、かなり読み応えのある出来事が続く。松山ケンイチは27歳にして、すごく濃密な体験をしていた。
この手の本は、往々にしてファンのためのものになりがちだが、この本はそうなっていない。本の中で、松山ケンイチがとってもあけすけで、しかもそれがとっても素朴なものだから、親しみが湧いてくるのだ。ガッツがあるのにガッツ押ししてない。適度な素朴さとふんわり具合が間口を広げている。
その最たる部分が、シモネタがけっこう多いところ。
売れてない時の所在なさを表現するのに、〈ちんこをいじっている時間が長くなった〉と書くところは、文学的ですらある。ほか、便意に耐えながらトイレを貸してくれるコンビニを探して道を歩き続けたというエピソードはハラハラものだ。また、旅番組で高校生へのアドバイスに「ゴムをつけなさい」と言ったらカットされていたという経験から、松山は性の大切さを説きはじめる。そこからドラマや映画が完成する過程でカットされる部分があることの是非へと、話題をつなげていく力技の構成も、微笑ましい。
まだまだある。〈今でもアダルトビデオで興奮するがセックスの勉強にならない〉という告白と主張。〈この人参リンゴジュースは朝飲むとビンビンになる〉という文章のあとに、〈ちんこの事ではない〉と加えるサービス精神。うんこネタはひとつで良さそうなものに、〈飲み過ぎてうんこ漏らすのだけは絶対嫌だ。〉なんてことをサラッと入れてくるところにも松山の人間性を見る思いだ。ストレスでお腹を壊しがちなこと、大河のクライマックスで風邪を引いてしまい、それが子供と妻に移り、また自分に返ってきてしまうという、実にほのぼの家族エピソードも楽しめる。
『敗者』松山ケンイチ
以下ソース:エキサイトレビュー
http://news.ameba.jp/20130307-307/